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2017年7月22日 (土)

大会アルバム(4)門脇賞表彰など

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[2016年7月22日最終更新]

第33回詰将棋全国大会 大会アルバム(4)門脇賞表彰など


Zt33d01 年間最優秀な作品に与えられる看寿賞に続いて詰将棋パラダイスの解答順位戦の優秀成績者を表彰する七條賞。

今回は第4位の竹中さん、第6位の加賀さんが参加、詰パラの水上編集長より表彰された。

Zt33d02 解答順位戦第4位の竹中さん。

「今まで解答王3回なってるんですけど、今回ちょっと1問ミスってしまいまして非常に残念な結果になりました。4位はけっこうがんばった方かなと思います。本当は5回とって永世解答王を名乗りたいんですけど、福村さんというすごい方がいらっしゃるので、ちょっとおこがましいかなと。また将棋と詰将棋両方頑張っていきたいと思います。」

Zt33d03 解答順位戦第6位の加賀さん。

加賀 「14回10傑に入っております。長編を解くのが得意としてるんですが、今回は看寿賞作品、1題間違えました。それが非常に残念です。でもこうやって看寿賞を味わうことができましたので感謝しております。」

Zt33d04 次は詰将棋の普及・発展に貢献された方に贈られる門脇芳雄賞。2016年は、詰将棋解答選手権チャンピオン戦で6回優勝の宮田敦史六段、そして直近3連覇の藤井聡太四段が、抜群の成績で刺激を与え、詰将棋の普及に貢献したことで同時受賞、北村委員長より表彰された。

北村 「あと27回優勝して30連勝を達成して」

Zt33d05 宮田六段は、病気休場の第4回を除けば第1回から第6回まですべて優勝。第10回でも優勝している。

藤井四段はまだ小学生の時第12回で初優勝、以下第13回、第14回と優勝、3連覇を果した。

第14回は、藤井四段が91点、池永三段、宮田六段が90点と、まさに薄氷の勝利(総合成績)。来年の第15回チャンピオン戦で4連覇なるか、注目される。

Zt33d06 門脇芳雄賞を受賞した宮田六段。

「これを機にいっそう詰将棋に励んでいきたいと思います。また来年の3月には選手権に出ると思いますので、今年はちょっと反省点があったので、その点を踏まえて来年に活かそうと思います。」

Zt33d07 門脇芳雄賞を受賞した藤井四段。

「今年の選手権は薄氷の勝利といいますか、大変きわどかったんですけど優勝することができて、角さんに参加記を書かされちゃいました。参加記も3回になってそろそろきついので・・・。来年も出場して優勝を目指したいと思います。」

Zt33d08 詰将棋全国大会10回参加者、25回参加者の表彰。今回で10回になったのは山田嘉則さんお一人で、猪俣さんより記念メダルをかけていただく。

「今朝テレビをつけたら、作家の朝吹真理子さんがでていて、短歌や俳句は代表作を携帯することができるという話をされていて、詰将棋もまさにそうだなと思いました。この重たいメダルをぶら下げるという罰ゲームをありがとうございました。(笑)」

Zt33d09 25回参加の八尋久晴さん。25回の方はメダルなし。何もないとちょっとさみしいね。

「全日本詰将棋連盟の幹事をさせていただいたおかげで毎年毎年参加することができて、やっと門脇さんの25回にならんだのかなと。継続は力なりといいますので、これからも続けていきたいと思います。」

Zt33d10 次はアマレン杯握り詰の作品紹介。詰パラで小学校担当の水谷さんから。

「今回、使用駒は大駒がないと。飛び道具も香車が1枚ということで、どんどん作者を試すような配置になってきていまして、どうやって大駒を出すかというところにかなり重点が集まった。ここからどういう形で手数を延ばしているか、どうやって何がでてくるかというところに注目してみていただければと思います。」

Zt33d11 今回の使用駒は「玉金銀桂桂香歩歩歩歩」の10枚。水谷さんのことば通り、合駒がでてくる作品が多い。

この作品は大駒合こそでないが、なんと25桂(写真)以下三段合駒。

Zt33d12 全国大会に参加している作者は、自分の作品の解説の時アピールできる。

利波「前にネットでさざんか詰将棋というのがあって、そのときは飛合を出すのをやったんで、今回は角合にしようと。遠打も入って角切りも入ったんで作者としては満足だなあと。」

Zt33d16 念願の看寿賞も受賞、ご結婚、赤ちゃん誕生と幸せいっぱいの馬屋原さん。

馬屋原「最長手数を目指して作りました。あと合駒4回も一番多いかなと。今回ちえのわ雑文集に握り詰のことを書きましたけど、今まで小駒図式の課題がなかったこともあって小駒図式だったのかと思います。」

今回最長手数の作品で見事に3位入賞。作品は詰パラで出題予定なので、お楽しみに。

Zt33d13 最後に番外としてなんと安南詰が登場。柿木将棋では自由ルールと設定すれば安南詰も並べられる。

大野「今日、安南詰の本を持ってきたんで、宣伝もかねて簡単なのを番外として出させていただきました。」

Zt33d15 第一部はこれで終了し、2時半まで休憩にはいる。

休憩でも記念詰将棋を解いたり握り詰の投票をしたり忙しいが、人気はやっぱり会場後方の書籍コーナー。

Zt33d14 ちなみに先ほど大野さんが宣伝した安南詰の本「安南詰将棋作品集 詰将棋ひとりごと 曲江」はこちら(下のピンクの本)。上は昨年発行された「小石広志(小西寛)安南詰将棋百番」。

大野さんの安南詰126作と、磯田さんによる「安南将棋・安南詰将棋の歴史」が収録されている。

大会アルバム(5)解答競争 に続く)

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コメント

握詰3位入賞は私です。

投稿: 馬屋原 | 2017年7月22日 (土) 15時42分

懇親会のとき聞き間違えたようです。ごめんなさい。馬屋原さんの写真も追加させていただきました。

投稿: TETSU | 2017年7月22日 (土) 22時28分

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