大会アルバム(1)名古屋で全国大会
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[2017年7月19日最終更新]
2017年7月16日に愛知県名古屋市で開催された第33回詰将棋全国大会を写真で振り返ります (写真をクリックすると大きな写真がごらんいただけます)。参加された方は思い出を新たに、参加できなかった方は大会の雰囲気をお楽しみください。
なお、掲載されては困る写真があった場合は、削除・差し替えなど対応いたしますので、メール(omochabako@nifty.com)にて管理人(TETSU)までご連絡ください。
詰将棋全国大会は、毎年7月頃に開催。中京、関東、関西、他の地方の4年サイクルで、2017年は中京地区の番。7月16日に名古屋で全国大会が開催された。
藤井四段の29連勝などの活躍で活況の将棋界(写真はAbemaTIMESより)。今回、宮田六段と藤井四段が門脇芳雄賞を受賞。その表彰式が今回の全国大会で行われるので、地元藤井四段の参加が期待されることもあって、130人を超える参加者で大盛況だった。
今回の全国大会は中京地区の詰将棋ファングループ香龍会のメンバーが中心となって運営。
大会前日の7月15日、香龍会の定例会が名古屋市昭和生涯学習センターで、いつもより広い部屋を用意、9時から15時30分と時間も拡大して行われた。
全国大会の前夜セミナーが開催されることもあり、この日の香龍会は遠来の参加者も多く、22名と大賑わい。
大会スタッフは大会参加者に配布する資料をケースに詰めたり(150人分!)、全国大会に向けて着々と準備を進める。
初の試みとして、詰将棋全国大会前夜セミナーが7月15日18時から全国大会と同じ会場で開催された。詰将棋をいろいろな観点から考察する3つのセミナー。
- 詰将棋の主な創作・解説支援ソフトの紹介と提案 講師 香龍会 堀内真
- 美学・藝術学の視点から現代詰将棋を俯瞰する 講師 鈴川優希
- 連続合の研究 講師 久保紀貴
3つのセミナーはかなりマニアックな内容(TETSUの全国大会レポートを参照)で、参加者が少ないのではと心配されたが、実際には参加66名と予想外に集まり、資料が足りなくなったほど。
堀内氏の講義が終わり休憩にはいったところで、角さんが大荷物とともに登場。今回の全国大会に向けて発行された2冊の詰棋書が販売され、参加者は列を作って早速購入していた。
- 現代詰将棋 短編名作選 1976-2015
(短編名作選プロジェクトを参照)
40年間400作を40人の一流作家が解説 - 詰将棋解答選手権2017
(第14回詰将棋解答選手権を参照)
第14回選手権の全記録。表紙は藤井四段。
7月16日、第33回詰将棋全国大会開催の日。会場はJR名古屋駅桜通口から徒歩5分の
愛知県産業労働センター(ウインクあいち)。
主催: 全日本詰将棋連盟
後援: 日本アマチュア将棋連盟
詰将棋パラダイス
全国大会が行われるのは5階の小ホール1。スタッフは9時に集合し、150人分の机・椅子や演台などの設置、プロジェクタの調整、受付の準備などなど、11時30分の受付開始に向け精力的に会場を整えていく。早めに来た参加者も応援スタッフとして協力。
タイトル幕が第32回のままだ。これも第33回に直さないと。
10時から会場近くの別室では全日本詰将棋連盟の幹事会が行われていた。看寿賞、データベースなど各委員会の活動や会計、人事などが次々報告、議論された。
以前、議事録が全日本詰将棋連盟のホームページに掲載されていた時期もあったが、最近はなく、幹事紹介も2012年のまま。全詰連の活動状況を伝える意味で、タイムリーに情報が掲載されることを期待したい。
11時半、受付が始まると、待ちかねた人が列を作る。門脇芳雄賞を受賞した宮田六段の姿も。
プロ棋士は今回、谷川九段、北浜八段、宮田六段、船江六段、藤井四段の5人の先生が参加された。
受付でお宝発見。たぶん松本大会のときに小学生の藤井君が書いた直筆の名札。
受付をこっそり見ると、取材予定の報道陣のメモが。藤井四段の来場は非公表だったが、それでもこの数、藤井効果はすごい。大会後はさっそく報道されていた。
山村さんは親子で参加。晃広君もたま研作品展や解答選手権で出題している詰キストだ。
横内さんも親子で参加。裸玉Tシャツがユニークな息子さんは、驫飛龍のペンネームでスマホ詰パラや詰パラ本誌で入選している。解答も早く、今回も解答競争で活躍した。
全国大会の開会は12時半からだが、会場後方の書籍コーナーはオープンしている。
- 角さんの新刊2冊(前述)
- 詰パラ須藤さんの詰将棋練習帳風の巻(写真)
サインしていただいた。 - 全詰連書籍部
- 将棋を孫に伝える会
- 創棋会
新刊や本屋で売っていないレアな詰棋書、詰棋誌が並ぶ。これも全国大会の楽しみ。まとめ買いして大会後にゆっくり楽しむ人も多いようだ。
将棋を孫に伝える会のコーナーでは、同会で発行している「解けてうれしい詰将棋」やミニ本、詰将棋年報、谷本誠一さんの5冊セット、今回の大会に合わせ発行された大野孝さんの「安南詰将棋作品集」など多数販売。
「安南詰将棋作品集」は磯田さんによる「安南将棋・安南詰将棋の歴史」も収録されていて興味深い。
(大会アルバム(2)全国大会開幕 に続く)
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